2009年8月20日木曜日

携帯の再販ビジネス


 こんばんは! ハイレーンです。

今日は、先日取り上げられたWebを見てて気になった携帯電話に関するニュースを
御話してみたいと思います。

最近、巷やネットオークションなどで、少しずつ増えていた
中古の携帯電話の再利用及び再販のビジネスです。
そのニュースによると、一部上場企業の上新電機さんが、
8月末より店頭での買取りや販売を開始すると言うニュースでした。

リンク

最近、私も携帯電話を機種変更したいなぁと思っていたので、自分の携帯の買取価格を
調べてみてみたのですが、約5000円程度の価値みたいです。
2006年程度に買った物なので、良い方かなぁ~って感じです。
最近では、特に環境保護やエコなどが話題になっているので、とても良い試みだと
思いますし、中古と言う商品が気にならない方であれば、
ある意味、携帯をチョコチョコ変えて遊ぶにはもってこいのプランだと思います。
日によって替えるってのも面白いかもしれませんね。

実際、きっと皆さんの家にも使わなくなった携帯電話が転がってたりするでしょう?(笑)

しかし、残念ながら1つ問題点があり、製品としては、今利用しているキャリアに
対応した機種でしか、SIMカードが対応しません。(ノキア製品や通信規格にて例外はあります。)
それは、本体側にSIMロックと言う機能が備わっているからです。
SIMロックとは、電話機側に施される、特定のSIMカード以外は利用できない様に制限する
機能であり、日本での携帯電話の販売体系は、キャリアが携帯電話機メーカーから端末を
買い取って販売するという、キャリア主導型の展開がかなり根深く居座っています。
キャリアは販売奨励金を出して代理店に端末を安く販売させる場合があり、
その場合に端末の設定により他のキャリアのSIMカードを差しても使用することが
出来ないようにします。

つまり、最近では携帯を買う際に、2年契約の縛りなどがあって、
本体費用0円と言うプランや安く買える場合がありますよね!
それが理由です。
キャリアは、メーカーに自分のところのSIMしか使えないように製造メーカーに機器を
作らせ、キャリアを縛ってるんです。

それによって本体価格が安く見えるってのは確かなんですが、
実際、2年間の継続の契約と、万一途中解約する際には、解約金が必要となりますので、
トータルで見ると、実は機器だけで買った方が安いでしょう。(例外はありますけど・・・)
本体だけ買おうとすると、5万とか7万とかの携帯がほとんどでしょうけど・・・
今までは、携帯を普及させるって意図もあったでしょうから、キャリアを縛って安く提供する
って考え方もありですが、今となってはそれも選択肢として、国民に選ぶ権利があっても
よいと思います。

でも、それをしないとそのSIMを抜いて他のキャリアの端末に挿すなんてことも、
できちゃいますから、ある意味しかたないのかもしれませんし、、
細かい違いもあって、インターネットサービスやメールサービスの互換性が無いため、
使える機能が通話に限られる可能性もあります。
au のCDMA1X WIN と FOMA・SoftBank 3G は通信方式が違う為、実際にはそのままでは、
通信はできないようです。

でも、SIMロックを行なっているキャリアさんは、独占禁止法違反に問われないの???
って言う疑問が浮上しますが、実際可能性は十分あるようです。

例えば、2年契約などをしてお金の払い終わった機器に対しては、
SIMロックを解除して自由に使ってもらっても良いのではないか?と言う考え方もあるでしょう。
確か、ソフトバンクさんの株主総会でそのような質問があったと言うのを何かで見た記憶もありますが
その時は前向きに検討するとして回答をしたような・・・・
(うる覚えですけど・・・)

総務省では、2007年に、SIMロックの制限解除についても諮問グループに検討させたが、
2010年と予測される4G携帯電話のサービスまでに、再検討するという結論となったようです。
当たり前ですが、NTTドコモ・KDDI・ソフトバンクモバイルの携帯キャリア3社とも制限解除には
否定的で、SIMロック解除には抵抗しているとあります。
ユーザーが自分達から離れて行く可能性がある訳ですから当然ですよね。

でも、海外を見てみると、実際ハードメーカーは自由に端末を作り販売し、キャリアはキャリアの
仕事として、通信の契約だけするって言う文化もちゃんとあるんです。
欧州の場合、EUとしてSIMロックに関する規制はないものの、
フランスやデンマークでは6カ月、イタリアでは18カ月経過するとSIMロックを解除するよう
義務づけている国もあります。
フィンランドでは、GSM方式の携帯電話に関して回線業者が携帯電話端末の価格に
内部補填を行なうことを禁じていて価格的にあまり差がでないため、
メーカーブランドのSIMロックフリー端末が一般的に売られています。
ただし3Gに関しては、最長2年間の販売奨励金とSIMロックを認めていたりもします。

こんな感じで、その国その国で色々考え方自体はあるのですが、
海外に頻繁に行かれる方でしたら、SIMロックが解除されてれば、高い費用をかけて
ローミングサービスなんかを使わなくても、現地のSIMを付けたり、プリペイドで買って入れて使うなど
様々な対応ができるのに・・・ と思います。

今後は、iPhoneをきっかけとして、スマートフォンが展開して行くでしょうから、
この辺の文化も少しずつ変わって行くのかなぁ~と思います。
と言うか、変えて!って感じですけど・・・

1 件のコメント:

獅子まる さんのコメント...

携帯電話も今や一般加入電話を凌ぐ状況です。
一家に1台から1人に1台の時代ですから当たり前の話ですね!
で加入電話の場合は回線事業者(NTTやKDDI等)と端末販売が分かれて好きなメーカーの好きな電話機と使用したいキャリアの回線を選択できるのに、何故携帯電話だけが端末とキャリアのひも付き販売なのでしょう?
広く国民に普及させると言う当初の目的は達せられたと思うのですが・・・
そこは業界の醜い骨肉の争いにユーザーが翻弄されているのでしょうね。。。
早く加入電話のように自由化して欲しいです。